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ツーリング仕様のエンジンを搭載したベスパ

投稿者:Dietrich Limper 時間:12:48 日付:2026年6月11日

スクーターのシーズンが真っ盛りだ――SIP SCOOTERSHOPにとっては、つまり「整備工場を出て、街へ繰り出そう」ということだ。今回、アンドレが手がけるのは、とびきり特別なベスパだ。それは、夏に「80 Years of Vespa」イベントへ、ローマまで走らせる予定のラルフのスクーターである。 太陽と街、そしてイタリアのライフスタイルが感じられる旅だ。しかしその前に、一つの疑問が浮かぶ。果たしてこのベスパは無事に目的地までたどり着けるのだろうか?

最初の点検ですでに明らかになった。手入れなしでは無理だ。 ベスパの調子は驚くほど良く、動力計では16.5馬力を超える出力を示しているが、それ以外の部分にはやるべきことが山積みだ。ライト?壊れている。ホーン?これもダメ。ストップ ランプ?機能しない。それでも、スピードメーターの照明は点く。まずはここからだ。

ツーリングバイク・画像9
ツーリングバイク・画像10

古いセットアップを外し、最新のトルクを投入

エンジンには、長年にわたり確実にその役割を果たしてきたクラシックなマロッシのセットアップが搭載されている。しかし、ローマへの長旅に向けて、このベスパには技術的なアップデートが必要だ。 エンジンは分解・点検され、最新のコンポーネントを用いて再組み立てされる。採用されるのは、200ccクラスにおける最新シリンダーの一つであるVMC Rangerなどだ。

クラッチもアップグレードされる。アンドレは、クラッチカバーを削り出すことなく装着でき、さまざまな出力域に精密に調整できることから、スーパースポーツ用クラッチを選んだ。

ツーリングバイク・画像14
ツーリングバイク・画像15

エンジンだけでなく、他の部分にも手入れが必要だ

駆動系だけでなく、シャーシにも十分な手入れが施される。シートは老朽化しており、スペア タイアホルダーの留め金が外れてしまったため、再溶接が必要だ。その後、塗装、修復、そして再組み立てが行われる。

最終的に、見事な仕上がりとなった。出力は24.5馬力、トルクは実に30ニュートンメートルだ。排気量210ccクラスのシリンダーエンジンとしては驚異的な数値であり、まさにラルフが求めていたもの――低回転域から力強いパワーを発揮する、ツーリングに適したエンジンだ。

さて、その乗り心地は?

電気系統、シート、エンジンのオーバーホール、そして微調整を経て、ベスパは完成した。そして、いよいよ正念場だ。ラルフが最初の試走を行う。彼の反応は極めて明快だった。「最高にいい感じだ。本当に最高だ。まさかこんなにいいとは思わなかったよ。」

こちらが、使用したすべてのパーツの一覧だ。

アンドレが具体的に何を行ったのか、なぜVMCレンジャーが彼にとってクアトリーニ244の真のライバルなのか、そして改造後のラルフのベスパの乗り心地はどうか、そのすべてを動画で確認できる。

動画:エンジンアップグレード

Dietrich Limper

ディートリッヒ・リンパーはSIP Scootershopの編集者として働く傍ら、地元や国内の出版物に寄稿している。ジオキャッシングをしていないときは、バイヤー・レバークーゼンのドイツ選手権を回想している。

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